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マーブルチョコレート [小説]

昭和30年代の後半に珍しいチョコが明治製菓より発売された。 当時、私は小学生で炭鉱長屋ではチョコレートはバナナに継ぐ高級品だったのである。 しかし、このチョコレートは子供心をくすぐった、cmには『上原ゆかり』を起用し音楽も『マーブル・マーブル・チョコレート・・・ボン!』と軽快なリズムだった。 更に、チョコは丸型でカラフルな殻が付いていて口で噛むか溶かすとチョコレートが出てきた。 又、ケースが丸型で当時斬新な形であったし、筒を開けると『ポン!』と音がしていた。 物づくりの日本の始まりだった記憶がある、最近では未だ健在で、駄菓子屋や銀紙のブラスチック・ケースに入った八の字型の『マープルチョコレート』を目にする。 今でも、『マーブル・チョコレート』を口に含み、目を閉じると古き良き昭和の懐かしい炭鉱長屋の思い出が蘇ってくるのであった・・・。


2006-01-08 14:20  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

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